こんにちは☀️Bちゃんです。
前回に引き続き、新しく売り子として働き始めたい方向けに、メーカーごとの違いや特徴についてご紹介します!
基本的に、日本のビールメーカーといえば、
①アサヒ
②キリン
③サッポロ
④サントリー
の4社ですね。これらの会社の中にもそれぞれ数種類のビールがあります。
野球場においても、ビール売り子の販売するビールはこの4社のどれかでしょう。
①アサヒ
スーパードライといえば、日本トップの人気ビールです。サラリーマン層を中心にどの年代・性別にも人気があり、だいたいどこの球場でもアサヒが売り上げトップなはずです。
球場で売り子が販売するのは主にスーパードライです。他にも樽のハイボールやレモンサワーがありますが、人数比率としては多くありません。東京ドームはアサヒもソフトドリンクを出していたかもしれません(あやふやですみません)。
やはりスーパードライは売れます。そして泡が必要以上に立ちにくいため注ぎやすい。地域や球場によって違いもありますが、現在はピンクのユニフォームがメインです。ショルダー(樽を入れて背負うリュックのようなもの)は疲れを軽減させるため独特な形をしています。樽の形はほかのメーカーと比べると縦に長いです。あまり違いを感じることはないかもしれませんが、横に広いタイプの樽の方が後ろに引っ張られる感覚が強く、バランスが取りにくいです。その点アサヒはショルダーも組み合わさって、比較的動きやすいといえます。
②キリン
観客席で良く目立つ、あの蛍光イエローのユニフォームです。売り子が販売するのは主に一番搾り。プレミアムを販売している球場もあります。その他は樽のハイボールや缶の氷結です。氷結の場合は背負いの樽ではないので、肩から体の前に下げるタイプの入れ物に缶を入れて運びます。
個人的には、一番搾りは好き嫌いがあまり別れないビールだと思います。銘柄によっては「ビールは好きだけど〇〇は飲めない!」というお客様も多いです。一番搾りの場合はそれが少ないため、売り子自身に興味を持ってもらえた時に銘柄のせいで逃すことがありません。
そしてキリンの最も重要な特徴は、ほかのメーカーのものと比べて樽が小さいところです。だいたい10ℓが主流な売り子界ですが、キリンビールは7ℓの樽を背負います。この違いは非常に大きく、まず他より重くないため初心者にとってはかなりありがたいでしょう。しかし1樽あたりの杯数が少ないため、何度も樽の交換をしなければならず、売れれば売れるほどタイムロスや移動範囲が限定される辛さを味わうことも…どちらを取るかはあなた次第です。
③サッポロ
エビスビール、黒ラベルなどはサッポロビールのものです。しかし野球場においては様々で、売り子自身が黒ラベルとエビスどちらを販売するか選べたり、売り子の販売するビールはエビスだけといった球場もあります。去年までエビスのみの販売だった東京ドームも今年から黒ラベルを販売するようです。
コンビニなどで缶で買うとわかりやすいですが、スーパードライや一番搾りに比べエビスはお値段が高いです。そのため球場でもエビスを好んで飲む方は若い方よりもう少し年配層の方が多いです。逆に球場では値段が同じだからとあえてエビスを飲む方もいらっしゃいます。(残念ながらカップが他より小さい可能性が高いですが…)
樽は主流の10ℓ、しかしカップが一回りほど小さいため1樽あたりの杯数は他より多くなります。忙しい日には有利だといえるでしょう。そして他のアルコールとしては樽のレモンサワーがあります。缶チューハイなどを販売するところもありますが、氷結ほど売り子の人数は多くありません。
④サントリー
実はあまり野球場での販売がないサントリー。東京ドームやメットライフドームくらいでしょうか。主に販売しているのはプレミアムモルツです。エビスビールと同じく市販品は少しお値段が高いですが、売り子さんの注ぐカップのサイズについては調査不足のため不明です。ビール以外には角ハイボールや缶のチューハイなど。ハイボールは各社販売していますが、知名度や球場での浸透度でいえばサントリーのものがトップだと思われます。
はっきり言ってしまうと、プレモルはあまり売れないです。東京ドームのサントリーの売り子の押し売りはご存知の方もいらっしゃるかもしれません。東京ドームでは会社間の争いが激しいため、売れにくいサントリーは売り子も自分からガツガツと「おかわりいかがですか?」などと声をかけます。これについては賛否両論ありますので、こうしたやり方が苦手ならあまりおすすめできません。
かなり長々と書いてしまいましたが、球場における各ビール会社の違いは伝わったかと思います!
結果的には、①〜④の数字がおすすめ順になってしまったと言っても過言ではありません…🤣
しかし選ぶ要素はこれだけではないです。売り子は精神的にも体力的にも辛いお仕事です。友達やライバルがいて乗り切れることも沢山あります!なのでむやみに銘柄だけ見るより、友達と同じところに入るのも1つの手ではあります。
また、必要以上に選り好みしていると募集は終わってしまいます。チャンスがあるうちにアタックできなければ意味がありません!
この記事を参考にして、何を優先するのが自分に合っているのかをしっかり考えてみてください🌟