こんにちは!Bちゃんです!
今回のテーマは、顧客(リピーター)の獲得です☆
これって、売り上げアップのためにとても大事なことだと売り子関係者ならだれもが知っているのに、案外教えてもらえないですよね。
なのでこの記事では、Bちゃん自身が新人時代に知りたかった顧客獲得のポイントをまとめてみたいと思います!
☆あなたのリピーターを増やすために必要なポイント
①ビールが美味しい
②接客が丁寧
③安心感がある
ざっくりと必要な要素を分けるとこんな感じです。
顔がかわいいのはもちろん強みになりますが、そうでなくても一度買ってもらえた以上そのお客様がリピーターになってくれるチャンスはあります。そんなチャンスを確実につかむには、これらのポイントがとっても重要です!
①ビールが美味しい
以前ご紹介したビールの注ぎ方に関する記事でも書きましたが、ビールが泡ばっかりだったりぬるかったりすると、同じ子から買おうとはまず思えなくなります。
反対に、安定してビールの注ぎ方が丁寧でうまい子は、それだけでリピーターが付くでしょう。
↓ビールの美味しさの大切さについての記事です。
例えば、1杯目ビールを買った売り子がへたくそで、がっかりビールだったとします。せっかく700~800円もするビールを買ったのに泡ばかりで美味しくなかったらショックですよね。失敗した!とすら思います。また同じ子がまわってきても、目も合わせないでしょう。
そこで、また違う子から2杯目を買います。ここで最高のビールをお渡し出来たら、このお客様はまたこの子から買おうかな、となります。
残念ながら、売り子によってうまい下手はかなりあります。だからこそ、間違いなく美味しいビールを注いでくれる売り子さんは貴重なんです。特にがっかりビール経験者のお客様は、この子から買えば失敗しないとわかると、とりあえず同じ子から買っとこうかな、と思うようになるのです。
ビールのおいしさはまず大前提です!これができなければかわいくてもリピートはしてもらえないし、他の要素に自信がなくても注ぐのが上手ならそれだけであなたを選ぶお客様がいてもおかしくないです。
②接客が丁寧
売り子になにを求めるかはそれぞれお客様によって違います。顔、スピード、手際の良さ…
その中でも、接客の丁寧さや愛想の良さを求める人はかなり多く、特に同じ子から何回も買うお客様は、あんまりドライな対応だと物足りなさを感じ、結局愛想の良さを基準にリピートする方が多いように思います。
ビールを買うお客様の中にも、美味しいお酒が買えれば売り子はだれでもいい、そんなに興味ないという方と、せっかく買うならいい子から買いたい、むしろ誰から買うかが大事!という方がいます。
リピーターになってくれる可能性が高いのは、圧倒的に後者です。
こういうお客様は、買う前からある程度吟味し、期待を込めて売り子を呼びます。
それなのに、特に会話もなくビールを注ぐのに集中しすぎていたり、お客様から話しかけてもらったのにぎこちない返事しかできなかったり、お客様のしゃべりたい気持ちが読み取れずに次のお客様を探してうわのそらだったり…
正直ちょっとがっかりしたりもします。それでも気にしないお客様ならそもそもリピーターになるタイプではないのでしょうが、リピートを考えてくれていたお客様に対してこれではチャンスを逃してしまいます。
長話をする必要はまったくありませんが、ちゃんとお客様と向き合っているかどうかで印象はかなり変わります。
呼んでいただいたら、まずしっかり目を見て「ありがとうございます」と挨拶をします。注いでいる最中も作業に入り込みすぎず、お客様の目線を意識するようにしてみてください。
(例えば、試合に集中していたりお連れ様と話しているなら無理に話しかけなくてもいいですが、あなたがビールを注いでいるのを見ていたりこちらに興味を持ってくれているようなら何かしらお声掛けしたら良いと思います)
商品やお金の受け渡しもできるだけ”丁寧さ”を意識し、適当にならないようにしましょう。そして最後にもう一度、笑顔で「ありがとうございます!」。特別な会話がなくても、ちゃんと目を合わせてコミュニケーションをとれれば、好印象を残せます。
もちろん、売り子自体にそんなに興味ない!というお客様でもリピーターになってもらえる可能性はあります。なんとなく買ってみたけどすごくいい子だったな、と思ってもらうためにも、接客は常に丁寧に愛想よく行いましょう。
③安心感がある
安心感って何?という感じかもしれませんが、わかりやすいところで言うと、先ほど述べた「ビールのおいしさ」なんかがそうです。いつ買っても安定して美味しいビールを注いでくれる、という「信頼」が生まれるのです。
何年も慣れ親しんだ売り子と顧客さんの関係だと、だいたい何時頃球場に来て、この辺の席にいて、どれくらいのペースでおかわりして…というのがわかります。
売り子もそれに合わせて気を配ったりするので、お客様は余計な心配もいらず、いつも安心して野球を見ながらビールを飲めるのです。
毎試合出勤しているとか、記憶力がよくお客様の好みを理解しているとかも安心感=信頼につながります。
信頼関係は長い付き合いの中で生まれていくものですし、それを1杯目からアピールするのはかんたんではありません。ベテランさんとなると、初対面であってもスマートさなどの面で安心感があり、リピーターが獲得しやすくなるのです。
↓この記事の中で「スマートさ」について書いていますが、それが安心感の演出につながります。
スマートさの演出もやはり簡単ではありませんが、お客様を不安にさせない、堂々と余裕を持った対応ができるようになると、お客様にとっての「いつもの子」になるための安心感を与えられるでしょう。
☆大切なのはお客様をがっかりさせないこと
お客様からすれば700~800円ほどの高いビールを買うため、それなりの対価を求めるというか…、前提として「がっかりさせない」ことが大切になります。他の子から買えばよかった、なんて思われたくないですよね。
リピーターは、慣れて売り上げが伸びてくると意識しなくても自然に増えるようになっていくものです。かといって最初からそれができる子なんてほとんど見たこともありません。
手が挙がってお客様から注文を頂くと、もうそこで「達成してしまったような感覚」になっている子がいますが、注文を頂いたことはあくまで「始まり」だということを忘れないでください。
一杯買ってもらって満足するのではなく、次の一杯を自分から買ってもらうにはどうしたらよかったのか?どうしてまた買ってくれたのか?どうして2杯目を買ってもらえなかったのか?
これを常に考え続けることが、リピーターの獲得=売上アップにつながります。
どうすればリピートしてもらえるのか?伸び悩み期は一番考える点だと思いますが、まずは一人一人のお客様を大切にすること、一杯一杯を大切にすることを意識してみてください